影響力の武器の武器より、「返報性」について


AA0AB94B-90E0-48D5-985E-FED7EFC39325

「返報性」とは、簡単に言えば「お返しすること」です。

誰かが何かモノをくれた時、「お返ししなきゃ」と思いませんか。

今の時期ならお歳暮とか、正月なら年賀状とか。ギブ&テイクのようなことと捉えています。

これも、「人間が生まれた時からインプットされている」とのことです。

返報性について、本の中では、好意を抱いている人でもないのに、モノを貰った後の人々の行動は、「もらったモノ以上」のお返しすることが判明したとあります。

100円のコーラーを欲しくも無いのに「どうぞ」と渡され、次に「今度自分の舞台があるからチケットを購入して欲しい。何枚でも構わないのでお願いします。」と言うと、殆どの人が「100円以上」のチケットを数枚買う。このようなことが返報性の原理と言う心理学のようです。

実体験としても、スーパーの試食もこれですね。

「どうぞ」と渡され食べるのは良いのですが「買わないと」みたいな感覚、覚えはないでしょうか。
買いませんと言いにくい・・。

人は、施されたらそれ以上の施しを返したい性なのですね。

この返報性の原理が人間社会を発展させてきたようです。


返報性を上手く活用したのが、アムウェイとあり、「無料でサンプルを1か月分」置いて行きます。

期間内に商品(数種類ある)をご自由にお使い頂き、全て無料です。
もし気に入ったものが有れば買い求め下さい。

このような流れのようです。(スーパーの試食に近いですね)

・・結果アムウェイの商品の何かは「購入」するのです。

この手法でアムウェイの売上は飛躍的に伸びたと記載していました。

これも返報性の原理を上手く活用した手口とあります。


そういえば、「ハンムラビ法典」⇒目には目を。歯には歯を。これも「お返しの法則」、いや「仕返しの法則」。いずれにせよ返報性に思える。

時代劇も返報性。(勧善懲悪)



ドラマで言えば「半沢直樹」。

彼は、返報性の度が過ぎた人物でしたね。倍に返しますから。


R