東京に行く最中、教科書である本を読んでいました。

例のコレです。


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この中での「職業による視点の偏り」についてです。

内容としては、このようなことです。

「経済学者、エンジニア、マーケティングマネージャー、投資マネージャー、あるいは他のどんな仕事でも、その職業に就くために専門の教育を受ける。

そうして自分の専門分野内の限られた思考モデルだけを身につけて、その周辺に留まって、遭遇する問題をすべてそのわずかな思考モデルを使って解決しようとする。」

と言うものです。

例として、外科医ならほぼ全ての問題を「外科的な処置」で解決しようとする。

担当する患者は外科治療以外でも改善するかもしれないというのに。

軍人なら、「軍事的な解決法」

建築技師なら「建築上の解決策」

・・我々は問題の最も重要なポイントを尋ねられると、たいてい「自分の得意分野」の中にある項目を上げるものだ。


私たちが身につけている思考モデルはほんのわずかだ。

だから、自分の脳に、2・3の道具を追加するように心がけよう。

自分の「得意分野」から大きく離れた思考モデルを習得するのだ。

自分に不足しているものは何かを考え、その分野で有益な思考モデルを探す。

新たな思考モデルを自分のモデルにするには時間は掛かります。

だが、その価値はある。

自分の思考に明晰さが増すことになるだろう。


昨日、東京から帰りSちゃんとHくんと話をしているときにこの文面が頭に浮かびました。

ひとつの物事の話をしていたのですが、確かに全員「飲食の目線」「小売りの目線」「不動産の目線」
で話をしていたのです。

その時に自分が話した内容はこうでした。

「勉強した方が良いよ。特にFP・簿記は。」

もしかしたら、私自身、「思考の道具」をひとつ身につけて、そこから、物事の見かたの話をしたかったのだと思います。

確かに習得までは時間が生じましたが、少しモノの見方は変化しました。

これは、読書に対しても同様です。

様々なジャンルを読み、そこから学習や見識が深まるかも知れないですね。

目線が直線から俯瞰に変化すれば、よりよく生きていけるかも知れませんね。



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