「金儲けのレシピ」と言う本を参考文献として何度も読んでいます。
(こんなタイトルを掲載するとこの人は拝金主義かと思われそうですが

そうでは無く、各業種・ジャンルにより商いの仕方・仕組みが大変に勉強になる本です。

その中で意識をするようになった項目です。

①切り分けて売る。
②纏めて売る。
③安く仕入れて普通に売る。
④勝手に権威になる。
⑤上限の無いビジネス。

では、何が参考になったかを記述します。

①切り分けて売る・・具体的なイメージ/焼き肉店 ・寿司店

お肉やお魚は、切り分けて売ることで利益が出ます。

(焼き肉)
切り分けられた肉をエンドに焼かせる。人件費が低い。調理の手間が無い。
挙句に焦がした肉はエンドの責任となるので、調理の文句の言いようも無い。
いいビジネスだ。

(寿司)
100円寿司もありますが、寿司屋に行くと最低でもこれぐらい掛かる(高級なイメージ)があります。
しかし考えてみると、魚を切り分けて、シャリの上に乗せるだけで1貫1000円など有ります。
魚1匹を見事に切り分けている利益率が高いビジネスだ。
個人的にはラーメン店の方が仕込みに時間が掛かっているのではと思いますが。

②纏めて売る(不動産/森ビル)

最たるものは六本木ヒルズ。
不動産マンション・テナントビルなどは、纏めた土地を仕入れることで空中の権利を買っている。
仮に容積率800%の場所なのに、一戸建てばかりだと、容量が生かせない。
纏めることで、空中所有することで莫大な利益となる。
ホテルもそうですね。

③安く仕入れて普通に売る(ブックオフ・ガリバー・セカンドストリートなど)

不要なものを安く仕入れて普通に売る。
仕入れの仕組み、ストック品の保管が出来るなら利益率は高くなる。
不動産でもそうですね。

本を良く読むようになり、ブックオフに行くようになりましたが、正直中古なのにいい値段だなと思う時も有ります。恐らく仕入れはタダ同然だのにと。

④勝手に権威になる(漢字検定やその様々な資格・FC発祥の企業など)

そもそも漢検は、松下電器を退職された方が発案したビジネス。
しかし、今はどうだろう。「漢検1級」などを履歴書に書いたるする。
もともと、漢字は中国の発祥で有り、日本での文化でもない。
しかし、今や漢検と言う権威となっている。

自分を振り返ると「不動産コンサルティングマスター」の資格を保有しています。
同様です。国家資格でも何でも有りませんが、受験資格は不動産鑑定士・建築士・宅建保持者のみ。
なんか素敵な資格かと思いますが、「誰が作った」と言うのは余り考えていません。

簿記だって。そうかも。(商工会議所主催です)

⑤上限の無いビジネス

飲食店などは、席数に限りが有ります。
ランチタイムは待ちが出るお店は席数に上限が有るから待たないといけないです。
しかし、回転率を考えると四六時中待ち時間となるお店は少ないように思います。
これが分かっておられる飲食店は、〇〇に特化した1日限定何食など、逆に上限を決め、逆手に取っているのでしょう。その方が食材ロス・雇用時間が明確になります。

上限が無いビジネスがYouTubeやクラウドサービスです。
現在すごいスピードで伸びていますが、納得です。

色々、綴りましたがこのようなことを少し頭に入れるだけでも業種の見方が変化するように思います。