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こちらの本を1年ほど前に読みました。
インパクトが有りました。「正義中毒」のワード。

コロナ当初に自粛警察など自身が思う正義を盾にやりすぎだと思うことが有りましたね。
実際、いま自粛警察はどこに行ったのでしょう。

SNSの誹謗中傷もこの中毒者なのでしょう。


以下、中野先生の文面です。

「自分が社会正義を執行したい」という欲求はとても強力です。
自分が正しい側にいて、規範から逸脱した人を攻撃すると
「自分はいいことをした」という報酬が脳内で得られるんです。

その報酬が快感として味わえるので、それを覚えて(中毒になると)
攻撃する相手がいなくなると物足りない気持ちになってきます。

(中略)
人間は脳の構造から、自分の属している集団以外は受け入れられず、攻撃しやすい傾向があります。

(中略)

脳の「前頭前野」という部位は、
自分自身を客観的に認知する能力「メタ認知」が働くところで
他人を「許す」ために大事な脳の部位です。

この前頭前野を鍛えることにつながり、
正義中毒を治療することにつながります。

人間は一般に加齢によって
この前頭前野の働きが衰えてくるので、
怒りっぽくなったり、
人を許せなくなったり、
新しい考え方を受け入れにくくなってしまうので、
正義中毒になりやすくなってきます。

さて、自分を振り返りました。
そう言えば「●●すべき」「なぜそうしないのだ」そのようなワードを多く使ってきたように思います。

正義中毒だったのかも知れません。

自分の考えを押し付けるあまり離れていった人もいます。

考えを持つことはとても大切なことですが、他方、聞く耳を持つことはより大切だと最近気付きました。

強烈なワードは、光に見えることもあるでしょうが、それは失う時も同時に早い。
実体験からの感想です。

前頭葉をトレーニングしてより良き生き方をしたいと思います。
この中毒は最終、自分にブーメランのように戻って来ます。