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「成し遂げる力」と言う永守会長の本を何の気なしに新幹線で読んで以来、この方の経営に関する考え方が素晴らしいことに気付きました。

(テレビで拝見したとき苦手なタイプ・・と思いましたが、これは大間違いです。)

更に読みたくなり、「経営とお金の原則」を読みました。

この2冊、これほどの大企業であるにも関わらず、ベンチャー企業の観点から物事の考え方、業務への取組、金融機関との付き合い方、B/SやP/Lなどについての判断の仕方が細部に書かれています。

やはり、経営を行うにあたり、自社の資産状況の把握は事業者は頭に叩き込む必要があると痛感しました。

(永守氏は空で自社の資産状況が話せるまで頭に叩き込んでるとお話されています。)

人任せでなく、自分の言葉で金融機関等としっかりと対峙することの重要性を改めて感じました。

(株主総会でも、その場でご自身が答えます。原稿が無いのです。)

そして営業についても、日参する。
相手の要望に素早く反応し製品化できる技術。
創業間もないのにアメリカのスリーエム社から受注を受けるようになる熱意。
本当に努力を積み重ねておられます。

色々感銘を受けたのですが、ワードして大切にしたい言葉が、

「経営者は、鳥の目と虫の目が必要」

⇒ 俯瞰で物事を見て、将来像を思い描くことは勿論だが、現場を見る虫の目が必要

「赤字は悪である」

⇒ 絶対に赤字にしてはならない。

当然と言えば当然かも知れません。

会社の数字の把握・現場の様子・社員の意気高揚の手法・将来へのビジョン。

創業時4名から始まった企業。
当初から、売り上げ1兆円企業にすると公言され、ホラふきだと思われた。
しかし、クリア。
2030年には10兆円企業への目標。

規模は違いますが、こちらの2冊の本、何度も繰り返し読みインプットしようと思います。


今は、先端技術大学でも世の中に通用する人材育成にも取り組んでおられます。
本当に凄い。