GDP

先日NHKを視た時に、「日本は衰退先進国」である。とのワードが耳に残りました。

上手く言いましたね。確かにそうだと思います。

今頃「異次元の少子化対策」を打ち出したところで人口減少の波は止まらないだろう。

他方、発展途上国とのカテゴリーにしていた東南アジア諸国にドンドンこの先追い越されるでしょう。

何故なら「人口ボーナス」が無い国だから。

人口ボーナスは、経済発展に不可欠な要素です。

今後回復は困難だろう。

人口が減ること自体、国力の衰退となりますね。


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何度か記載していますが、日本は世界3位のGDPと評価されていますが、これは人口が現在多いからです。

仮に「個人GDPが100」×人口20000人=2,000,000が国内総生産の数値となります。

「個人GDPが500」×人口3000人=1,500,000が国内総生産の国と、どちらが裕福でしょうか。


お分かりの通り、「個人のGDP」100より500の方が5倍違います。これが所得に反映されます。

人口数のマジックで数値化されている日本のGDPに意味は無い様に思います。


ようやく賃上げの動きにやむを得ず進んだ状況ですが、グラフはこの通り。


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負のスパイラルにずっといる。

これは、先進国と比較してですが、近い将来「途上国」などと呼んでいた国に追い越されるのは明白でしょう。

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どの国も右肩上がりで所得水準が上がっています。


何も先進国だけでは無い。猛烈な勢いで加速している。

マレーシア・中国・タイ。この辺りは注視する必要が有りますね。


私は、経済評論家では有りませんので、不勉強かも知れませんが、このblog何が言いたいのだ。と言うと、個人的に今、東南アジアの国々を見て回るときではないかと考えているという事です。


恐らく高度成長期の日本と同様のことが起こっている。

その活力を肌で感じることは、有益ではないだろうか。


以前から考えていたことですが、具現化できるようにしたいです。

その為には何を今しなければならいのか。



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引き続きです。

「Last man standing利益」の内容は昨日書きました。

経営者は利益を確保するために人件費を削る傾向(30年横ばいなのですから)が続きデフレが引き起りました。

以前に、ご紹介した「安いニッポン」でも記載の通りです。
サブタイトル通り「価格が示す停滞」の謎が解けますね。
思えば、この最近この手の本をよく読んでいたことに気付きました。

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・・では、この国の最低賃金について


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まさに「企業の生き残りのしわ寄せ」が労働者に回ってきていますね。

もはや「先進国」のカテゴリーから外れ、労働力の安い国「世界の工場」になれるのでは。とも考えています。(今後、世界の工場はインドですね)

・・日銀は「量的緩和政策」を継続していますが、そもそも、銀行の債権を買い、市中にお金を循環させる政策ですが、そもそも「少子・高齢化」であり、借入する絶対数も合っていなかったのでは。

商いをする人口が少子・高齢化なのに、緩和をかけても想定より借り手が少なく、社会にお金が循環してないのでは。

だから2%の物価上昇が出来なかったのではないだろうか。(現在の物価上昇は政府が意図したものではない)

少子・高齢化が加速することで需要マインドは以前ほど上がらない。

よって国内で爆発的に売れる商品自体が出せないのではないか。


⇒「いいモノを安く。」は、人口増加が大前提なのだから。

・・「経済が発展する国」⇒これは「人口ボーナス」がある国。

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日本のこのようなピラミッドで、人口ボーナスに今後期待できるわけがない。

確か中位年齢が40代半ばでしたね。先行き、どうしたら良いのだ。

・・以前には日本にも人口ボーナス(ベビーブーム)があり、高度成長期を経験し、今その形が崩れた。


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ご存じかと思いますが、日本の人口数は「多いのです。」1億2千万人もいる国で、人口大国です。(たまに、日本は島国(小国)なので人口が少ないと思っている人には驚きます)

この人口ボーナスがGDP2位(現在3位)となった(押し上げた)理由ですよね。

・・では、「一人あたまのGDP」は何番目でしょうか。

国では有りません。

国民一人の生産能力と言えば良いでしょうか。

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そうですよね。人口ボーナスだけで世界3位の経済大国と言っているだけです。

見ての通り2014年時点で「27位」。何が経済大国なんだ。先進国で最低クラスだ。


・・「パラダイムシフト」⇒以前までの常識を変更させること。

このままじゃ駄目な事、どんどん分かりますね。

ふうー。書いててドンドン憂鬱になる。

しかし、無知の知はダメだ。

まだ、この内容を続けます。(自分の復習のために)

ん。なんか講義みたいになってるかな。


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今の日本と世界の差を表す「安いニッポン」

面白いというか、大変なことになっていることを認識させられる本です。

この現状を知ることは大切だと思います。

無知な私は2015年から旅館業に参入しその後も訪日観光客が多く来るのは、日本のおもてなしや、文化を外国人が好むからだと考えていました。

勿論その側面もあるのでしょうが、最も大きな理由は「日本が安い」から来ていたのですね。

この30年間日本は物価も賃金も上がらず、その価格・賃金が普通のような感覚でいたように思います。

しかし、世界は違いました。

見て下さい下記のデータを・・


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他の国は、賃金は右肩上がりしているのに対して日本は横ばい。


次に、物価水準・・

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こちらも見事に横ばいです。

グラフの「世界」を見ると大きく差がついています。

そう「賃金」も「価格」も横ばいの国は、日本だけ・・。の30年間です。


ちなみに余談です。

日本の一番年収の高いエリア「東京:港区/平均年収1200万円」

アメリカ 「サンフランシスコ:シリコンバレー/年収1400万⇒貧しいと認定」



また、GDPについてもです。

国内総生産のGDPについて、世界3位の経済大国と言うフレーズも有りますが、実際はどうでしょか。

国内総生産額を国民の数で割ると(国内総生産÷国内人口)個人GDPの算出がされます。

その「個人GDP]のグラフ・・

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ご存じでしたか?
私は知りませんでした。10位以内位と思っていました・・

日本は国民の数が多い国なので、総生産額で割ると・・世界第3位なんてレベルでは有りません。
確か現在は50位くらいであったような・・。

実は、貧しい国になりつつあります。

悲しいかな、このようなことも把握せずインバウンド事業に参画したときは、「日本が良い国だから来るのだ。」と考えていたのが、間違いだと気付いたのです。

このブログでよく言う「無知」です。


簡単に言うと「安いから来ていた」ことになります。


現在、コロナにより未だインバウンド需要は回復していません。
(添乗員付きなどの制約が有りますね。外国人は自由な旅を求めますので、これでは伸びません。)

しかし、自由な往来が開始出来れば、円安もありますし多くの海外旅行客は間違いなく来ますね。


さて、観光だけでは有りません。


わが業種の不動産についても同様です。


北海道のニセコ・・  土地の上昇率



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何故上昇?

パウダースノーのニセコは海外スキーヤーから絶大なる人気です。

良い場所だから買いましょう。と、外国人が購入した結果です。

結果、土地上昇率日本一。

また、北海道の政令指定都市 札幌の賃料の3倍になっているようです。

そうです。ニセコに日本人が住めなくなっているのです。

・・これがニセコの飲食店 メニュー表

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注文したい金額では無い様に思います。

しかし、外国人にすればこれくらいで問題が無いのです。


・・・


まだまだ書ききれないぐらい多くの事柄があります。(人材流出や企業買収など)

このままじゃ、「どうなる、ニッポン。」











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